コラム

笠間 割烹旅館 城山

　参拝客で賑わう笠間稲荷神社の裏手で60年以上の歴史がある「割烹旅館　城山（しろやま）」。
割烹旅館として料理人を抱え、地元の食材を使った本格的な料理が味わえる純和風旅館です。母屋の宴会場、客室と廊下で繋がる離れの客室合計８室のお宿。全て和室内ですが室内のしつらえは様々で、各部屋それぞれの木の雰囲気を味わえます。
広々とした和室の宴会場や落ち着いた客室で料理を堪能してはいかがでしょうか。

　かつては100人以上の芸者が活躍し、宴会などで賑わった笠間の中心部。笠間稲荷への参拝、笠間日動美術館や焼き物巡りにぜひご利用ください。
宿泊後茨城県内や近隣の益子観光やモビリティリゾート茂木などへの車でのアクセスは便利です。

割烹旅館城山　店舗情報・地図

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益古時計

　鳥の声で目が覚めるような森の中のペンション、「益古時計」（ましこどけい）。
　メインストリート城内坂から１本道に入り、丘を登った先にある自然豊かな立地です。一泊朝食付き（夕食なし）で５部屋を用意しています。客室ドアの取手や手洗い鉢などふとしたところに益子焼が使われています。朝食には隣接するパン屋「日々舎」のパンと薄羽養鶏場の卵、豚太ファミリーのソーセージなど益子の食材を楽しめます。また、こだわりのコーヒーは益子焼のカップを選んで飲むことができます。

　宿泊者向けのギャラリーでは陶芸家をはじめクラフト作家の作品を楽しむこともできます。館内には大きな本棚に本が並び、ゆっくりとした時間を過ごすことがでるほか、付近の焼き物店も複数あり歩いて散策することもできます。
　富山県出身の神田さん夫婦が益子の地を気に入り営んでいます。益子でのんびりとした時間を過ごしてほしいという思い、そして柱に大切に掛けられた古時計から「益古時計」（ましこどけい）と命名。益子の町はずれの静かな宿で過ごすひとときはきっと穏やかな気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。

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益古時計　HP
神田さん　Instagram

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ましこ悠和館

　上皇陛下ゆかりの歴史ある建物を益子へ移築し改装した宿泊施設です。
この建物は元々、明治15年に日光湯元で開業した「南間ホテル」別館の建物でした。50年以上前に益子に移築され、宿泊施設としても使われていました。その後益子町に譲渡され、内装のリニューアルを行い2020年に「ましこ悠和館」としてオープンしました。

　移築前の日光で、戦時中に上皇陛下が旧南間ホテルに学童疎開で滞在しました。終戦の日、8月15日に玉音放送を聞かれた部屋が「御座所」として現在も残されています。こちらは「平和のギャラリー」の一部として宿泊者以外も見学が可能です（13-17時、見学費100円）。

　建物外観と内部の階段、床柱や欄間、照明などは移築以前のものを残しています。
　一方、リニューアルされた廊下や、益子焼の釉薬の名前がつけられた5つの客室は、明るい木調で整っており、細部の装飾まで凝られた落ち着きのあるモダンな内装となっています。建物と階段などの歴史ある趣と改装された清潔感があり温もりある木の空間が融合し、新旧が共存した益子らしさを感じられるのではないでしょうか。窓の外には益子焼窯元と自然豊かな益子の森が広がっています。
　食事は朝食のみで益子焼を使って地場野菜メインの朝食を食べることができます。

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ましこ悠和館　Instagram

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取材・文・写真｜益子町地域おこし協力隊　村越慧　2023