松井康成は1927年に長野県で生まれ、重要無形文化財「練上手」保持者に認定されました。練上とは複数の異なった土を重ねたり練り込んだりして、さまざまな文様を表す技法です。性質の異なる2種類以上の土を用いるため、土の収縮率の違いなどから乾燥や焼成の段階で割れることも多く、高度な技術を要します。松井は伝統技術を基盤にした創造性豊かな陶芸の在り方を示して、後進の作家に大きな影響を与えています。
ナレーション付き解説動画【松井康成作品】
https://www.youtube.com/watch?v=qq_8FtAFgpQ