春風萬里荘は笠間日動美術館の分館で、笠間芸術の村を代表する施設です。北大路魯山人が住んでいた家を昭和40(1965)年に北鎌倉から移築したものです。北大路魯山人は、明治16(1883)年、京都に生まれ、書家として世に出た後、篆刻、絵画、陶芸、漆工芸などの多方面にその才能を発揮しています。建物は茅葺き入母屋造りの重厚な構えの江戸時中期の民家で、北大路魯山人が住んでいたままに残されており、「万能の異才」とうたわれ、何事にも凝り性であった北大路魯山人の性格を偲ばせる箇所が随所に見られます。
ナレーション付き解説動画【春風萬里荘】
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