楞厳寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、笠間時朝に始まる笠間氏の菩提寺です。なお、時朝はもともとは宇都宮氏の一族です。寺内には時朝の銘が刻まれた木造千手観音立像が納められています。室町時代の応安7年(1374)、元(中国)で臨済禅を学び帰国した大拙祖能が建立した山門は禅宗様式の四脚門で、切妻造りの茅葺屋根で簡素ではありますが、優れた山門です。
木造千手観音立像と山門はそれぞれ国の重要文化財に指定されています。
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ナレーション付き解説動画【楞厳寺木造千手観音立像】
https://www.youtube.com/watch?v=U2cjphXjiBo